少し早いけど、母の日だからテーマを母たちに。
僭越ながら、これでも「ワーキングマザー」ということで、
勝手にワーキングマザーを代表してシステム・コーチングを受ける機会があった。
そこでの気づきは薄々わかっていたことだが、
改めて言語化すると衝撃だったので、文字として残しておきたい。
決して誰かを攻撃するためのものではなく、
ヘルプのサイン、問いとして出しておきたい。
ちなみに私はいたって働きやすい方である。
フリーランスであり、稼がないといけない状況でもなく、好きなことを仕事にしている。
実家が近いので困った時は母に頼れるというありがたい状況
旦那も出張はないのと毎日終電という働き方ではない。
日本という枠組みで見ると「恵まれた」環境にカテゴライズされる。でも、それも冷めた言い方をすれば、当たり前ではない社会だからそう判断されるだけのこと。
今回は私個人的にない視点でも、
他の友達から相談を受けたことがあるところからとか、
過去の自分とかの視点も入れて思うがまま話してみた。
もちろん、全員に全部当てはまるというわけではないけど、
全体からすると一部正しい声だとすると恐ろしやー。
まず、日本のワーキングマザーがとっている役割とは?
この役割は外から見える外的役割のことではなく、外から見えづらいけど担っている性格的な役割に今回は焦点を当てた。
働いているママが家庭、会社、社会でとっている役割とは?
いいか悪いかは別として、思うがままに出てきたのがこちら。
あー、ママたちよく頑張っているんだね。本当に。お疲れ様!!
気持ちはジョッキで乾杯です。
象徴的なのが「何でも屋」ってところかな。
・子供のマネジメント(習い事、シッター手配、病院など)はどちらかというとママ中心
・家族の中の太陽的存在
・パワフル、無敵なブルドーザー的役割
・人にお願いをする人
・評価されにくい人
・周りからに迷惑をかけてはいけないと思っている人
でもこれらの役割は一体どこから生まれた役割なのか。
一つはその人が育った過程で見たり聞いたり、感じて作られた個人の思い込みがあるだろう。
「母が専業主婦だったので、、、」というようなバックグランドを持つ人は母親・主婦として完璧っぽく見えていた自分の親に比べたらというのがあるだろう。
他のママと比較してというのもある。
私は息子を幼稚園に通わせていた。
その時の専業ママの方達と接してきて、自分はまだまだという思い込み。
戻して、ワーキングマザーの役割は一体どこから生まれたのか。
その人の育った環境や他人との比較以外にもう一つある。
それはゴースト。
世間体、国の文化、昔からの習慣や価値観など実在しているわけではないけど自分たちの思考に影響を与えているものをここではゴーストと呼ぶ。
その正体はなんだろうと今回メンバーで突き詰めて話した結果色々ある。
これみるだけで恐ろしい。
その中で焦点を当てたのが、
「迷惑をかけてはいけない」というゴースト。
このゴーストがいるから気を使う。
このゴーストがいるから自分さえ我慢すれば調和が取れると思う。
迷惑をかけてはいけないから自分の欲求を抑える。
たくさん上がってきた。
でもふと思ったのです。
これって、果たして日本のワーキングマザーだけに当てはまることなのか?
この「迷惑をかけてはいけない」って感覚は日本のあちこちにないでしょうか。
体調が悪くても自分が休んではいけないと歯を食いしばって頑張っている会社員
本当は辞めたいけど、いまやめては職場に迷惑をかけると思っている人
転職したら家族に迷惑をかけると思っている人
質問したいけどその場の空気を乱すから迷惑をかけると思っている人
本当はやってみたいことがあるけど、家族に迷惑をかけるから欲求を抑えている人。
老若男女、何かしらの「迷惑はかけてはいけない」ゴーストが存在していると思います。
そのゴーストがダメな訳ではない。
それがあることで救われていることもあるだろう。
では、
そのゴーストとどう付き合いたいかを問いたい。
無自覚に存在している可能性高くないかな。
「迷惑をかけてはいけない」ゴーストにあなたはどれだけ支配していますか。
そして実はそんなに迷惑でないこともある。
大事なのは相手と確認すること。勝手に決めつけないこと。
そして同意してもらえた上なら相手の同意を信じること。
そして迷惑に感じる人は「迷惑だ」という責任があるようにも感じる。
私は迷惑をかけているかもしれないこと並べたらきりがない
・リーダーシップをスペインへ学びに行く時
・コーチングを学びに毎回帰国していたとき
・仕事のため、母に子供を預けている時
・子供が休みのため、子連れで会議に出席の時、
・仕事で疲れて夜ご飯作れない時
ただでさえ、「迷惑をかけてはいけない」ゴーストがそこら中に存在している日本人。
無自覚に支配しれている思考かもしれませんよ。
WATCH OUT!