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FAQ

ご質問、ご相談はお気軽にお問い合わせください。

これは非常に多い質問です。一通りコーチングの説明をすると「あー、カウンセリングみたいなものですね」と言われます。1対1で話す、より良い状態を目指すという点では共通しているので言われやすいのだと思います。
違いは大きく二つです。

①目的の違い
カウンセリングが癒しや治療が目的とするのに対し、コーチングは具体的なクライアントの目標達成を手助けするものです。コーチングは医療行為ではありません。そのため、私は基本的には精神面の治療が必要と判断した場合、コーチングは引き受けません。コーチングは安定した精神状態をプラスマイナスゼロと考えた場合、プラスの状態の時に機能するとも言われています。
②焦点を当てる対象の違い
カウンセリング個人の現在の感情機能を妨げる原因となっている「過去」に起因する困難を解決し、より感情的に健康的な方向で現在に対処することに焦点を当てます。それに対し、コーチングは基本的には未来に焦点を当てます。コーチングの結果として肯定的な感覚や感情が生まれるのは自然なことかもしれません。しかし、第一の焦点となるのは仕事や私生活の中での具体的な目標を達成するための実用的な戦略を作ることです。コーチングの関係においては行動をすること、主体的であることに重点を置いています。

私のクライアントでカウンセリングを受けたことがある人からこういう感想を頂きました。
「カウンセリングのときは一歩進めてもまた元に戻ってしまうことが多かったのに対して、コーチングで起きる変化の後が元に戻る感覚はない。」あくまでも1人のクライアントの個人的な感想ですし、クライアントがカウンセリングを受けたときとコーチングを受けたときのタイミングの違いによってインパクトも異なるかと思います。でも、これは素直にうれしいコメントでした。

私が学んでいるコーアクティブコーチングでは「本質的な変化を呼び起こす」ということを大事にしています。本質的な変化とはダイエットでいうとただ痩せる・増えるの話ではなく、体の形や仕組みから変わるようなこと。たとえ、似たような感覚にまた陥ったとしてもそれはもとの場所に戻ったのではなく、進んでいった場所にあった新たな試練です。

とはいえ、私は決してコーチングの方がいいとか言っているわけではありませんので誤解なく!あなたにとって必要なものが何なのかを見極める際に参考までにと思っています。

それにしても過去に捉われることってありますよね。
でも、「私は昔からこういう人間だから・・・」という人にはぜひ言いたい。それは自分で自分に呪縛をかけている。変わりたければ変われるチャンスはいつでもありますよ!とね。

私のコーチングには対面とオンライン2種類の方法がとれます。

対面コーチングとはクライアントとコーチが対面して対話しますので、場所は大体静かなカフェ。そのほか公園やどちらかのお家ということもできますし、どこかミーティングルームを取ってやるということも可能です。

オンラインや電話によるコーチングはそれぞれが安心して話せる場であれば成り立ちます。自宅が多いですが、クライアントが職場にいるときは会議室を取ってやることもありますし、時間が間に合わずカフェにいてオンラインでセッションを行うこともあります。大事なのはその人がその時間そこで落ち着いて話せる場所であるかどうかということです。
対面であろうがオンラインであろうが大事なのはお互いが安心して安全に話せる場であるかどうかということです。そうでない場だと対面であろうがオンラインであろうが効果は最大限に発揮できません。

【対面コーチング】

●「表情が見えることでの伝わりやすさと安心感があるが、その弊害もある」
相手の表情やしぐさから今相手が何を感じているのかをより察知しやすくなります。また、相手がどういう反応をしているのかが目に見えるので、安心感があるでしょう。
ただ同時に相手の反応に影響されやすいということもあると思います。結果的にコーチの反応を見ながらクライアントは自分と向き合うため、特に初期はコーチへの依存がオンラインよりは高いことも考えられます。
●「時に周囲が気になり集中しにくいこともある」
落ち着いて話せるとしても、公共の場でやる場合、周囲の状況がふと気になり、無意識にクライアントが自分の感情をすべてさらけだすことにストップをかけていることがあります。

【オンラインコーチング】

●「情報源は声だけである」
声だけだと相手から発せられる言葉以外に伝わってくるものがないのではと思うかもしれません。声だけだからこそ相手がどんなエネルギーで伝えているのかに耳が研ぎ澄まされ、余計なものが省かれて分かりやすいということもよくあります。
●「自分の世界の中に入り込みやすい」
1人の部屋などでお話しているときは特に集中して自分の想いを言葉にしやすいです。相手の反応が見えないことで、コーチの反応よりも自分が感じることを頼りにどんどん自分の探求をしていくことでしょう。

あくまでも私個人の意見ですが、全く知らないコーチとのセッションにおいては最初の数回はお互いに慣れるという意味でも対面もしくはオンラインビデオで、そのあとはオンラインセッションがスムーズな形になると思っています。回数を重ねることでクライアントも自分の感情を言葉にしやすくなって来たり、自分の内側へのアクセスがしやすくなってきたりします。そうするととことん自分の内側に入り込みやすい場という意味でオンラインセッションは満足いただけると思います。

①まずはトライアルを!そして直感を大事にしましょう。
コーチを何で選ぶかは人それぞれですが、最終的には相性だと思います。トライアル段階では何人のコーチにお願いしてもOKなわけなので、気になるコーチがいたらトライアルを申し込んでみることをお勧めします。私が卒業したコーチ養成機関CTIでコーチを探してみるといいと思います。
②参考までにどんな資格を持っているか確認しよう。
コーチというのは資格がなくても「私、コーチです」と言って始められてしまう業界でもあります。 もちろん資格がなくてもコーチの資質を持った方々はいるかもしれませんが、1つの目安として資格を持っているコーチにするのも良いと思います。 国際コーチング連盟(ICF)は、世の中に送り出されるコーチの質を担保するために、各コーチ養成機関が提供するプログラムが一定の基準を満たしているかどうかを審査しています。私が卒業したCTIは世界で初めて認定されたプログラムです。 CTIの資格はCPCC(Certified Professional Co-Active Coach)というもので、日本には現在約550人おり、世界で6900人いるそうです。(2014年6月時点)また、ICFにはACC、PCC、MCCという経験によって3段階の資格があり、私は日本でまだ50人程度しか保持していない(2023年4月時点)MCC(Master Certified Coach)の資格を保有しています。

ネガティブな感情を取り扱うのがコーチングと思っている方もいるようですが、そんなことはありません。

大事なのは自分への好奇心です。今の自分が何を感じ何を大切にしたいのか、どんな可能性があるのかということに興味があれば、コーチングでの気づきは全てあなたの糧になるでしょう。

もちろん何かに行き詰っていたり、モヤモヤしているというテーマから見ることもできますし、とてもいい状態というところからそれが何なのか、その先に何があるのかを見ていくこともできます。

クライアントの中には新たなステージに行くので、その前に次に向けてしっかりと今の自分を振り返って今後5年10年を見たいというきっかけの方もいます。自分自身を知っていくことでより自分をコントロールしやすくなるのです。それが「生きやすい」という感覚かもしれません。人間の感情なので、いくら自分のことを知ってもどうしようもなく落ち込んだりすることはあります。ただ、そこからの立ち直りが早くなります。それがここでのコントロールしやすくなるという意味です。

自分が生きやすくなるとよりやりたいことにエネルギーを注げるようになり、実現したいことへ近づいていくでしょう。