自分のリーダーシップを試す競技見つけました。

先日熱く語っている自分に気づいたので、ここでも紹介したい。

人生の縮図がまさに表現されている競技を見つけました。

その名も・・・

ロゲイニング!!
Rogaining
皆さんご存知ですか?

ウィキさんで調べると

ロゲイニングrogaining)とは地図、コンパスを使って、山野に多数設置されたチェックポイントをできるだけ多く制限時間内にまわり、得られた点数を競う野外スポーツである。オリエンテーリングと似ているものの、チェックポイントが多数設置されていること、チェックポイントを辿る順序が決められていないなどの違いがある。

これの講習会みたいなものに先日夫と参加して見ました。携帯さえあればどこにも行けちゃう現代ですが、ここでは地図とコンパスのみで自分の場所を把握し行き先を決めます。

キャンプしながらマウンテンバイク、ボルタリング、ロゲイニング、神社学、色々学べる、試せる[addlink url=”http://www.jinriki-support.com/fes2017/” text=”チャレンジフェス”]というものに家族で行ってきました。
その中でロゲイニング講習会と地図読み講習会に参加してきました。

携帯でほとんどのことを済ませることができるこのご時世に、
地図とコンパスだけで、いくつかのポイントに時間内で回ってこいってやつです。

これは2−3人のチームでやります。
私は夫と参加。
時間内に帰ってこないと大幅に減点。
全部回らないくてもよし。それは点数がその分もらえないだけ。
今回はプチ体験会ということもありたった40分で10箇所のポイントを与えられ行って来るというもの。
当然移動はジョギング。

大事なのは体力!と言いたいところですが、
それより大事なものがある。

それは「地図を読めるかどうか」

プロの田中正人さんと田中陽希さんによる地図読み講習会がほんと学びになった。
正人さん50歳。現役バリバリのプロの方です。
基本的な地図の読み方、コンパスの使い方、考え方ももちろんだけど、何よりも大事なのが常に「整置」すること(「正置」と普通はいうらしい)

整置とは、自分の位置を知ること。
地図で追っていても山の中、どこにいるのかわからなくなる。
等高線しか引かれていない地図で今自分はどこなのか。確認すること。
山の頂上にあるポイントはどこの角度から登るのがいいのか。
道無き道を歩むのです。

そして、プランニングした方向に向かう。
「ん?なんか違うな?」って思ったらだいたい間違ってるので、必ず確認すること。
この感覚が大事。

時には地図に載っていない道が見えたりする。
その時にプラン通り行くのか、そこは直感を頼るのか。
また、チームで意見が割れた時どうするのか。
プロの世界では尋常じゃない規模のレースなので、過酷な状況の中どんな判断をするのか、どんなコミュニケーションがチームで取れるのかも重要。まさに人間の本性が現れる時。

プロまで行かなくても、このロゲイニングってまさに人生そのものだよね。
自分が今どこにいるのかを把握すること、知ること、
そしてそこからどこに向かうのかプランを立てて進むとともに、
「何か違うな?」という感覚を大事にまた今の自分と向き合う。
間違ったら修正すればいい。
だけど、自分の位置も把握せずに進むと意図しない方向に大きくずれてしまう。
そして時にはプラン通りに行かないことを選択肢に入れたり、
チームで決断する。
私のような素人は時にポイント全部回るのではなく、諦めないといけない時がある。
その「行かない」という選択もなかなか苦しく面白い。

まさに。

皆さん、オススメでーす。

元々はアドベンチャーレースというロゲイニング・マウンテンバイク・カヤックというレースに5月に出たのがきっかけでした。当時3人でやり方もわからず「面白そうだから」で参加。地図の読み方もわかっていなく、開始前に地図を渡されるけど、私たちはとにかくお腹が空かないように食べていた。他のチームは作戦会議。
もうそこから勝負は始まっていたのですね。
結果、私たちはビリ。ほとんどのポイントが見つからず、帰ってきた。それでも楽しかったのだけれど、なぜほとんどポイントが見つからないのか。
地図が読めなかったから。

自分たちの位置がわかっていなかったから。

皆さんは今自分がどこにいるか分かっていますか?
「ん?なんか違和感あり」は自分の位置を見直すタイミングですよ。