夏休みの最後に映画Inside Outを見た。
日本ではInside　Headというタイトル。　皆さん見ましたか。

ある女の子の頭の中の感情を描いたもので、そこには喜びのJOY、悲しみのSADNESS、恐れのFEAR,　怒りのANGER, そしてイライラのDISGUSTという1つ1つの感情がキャラクターになっているもの。

女の子の感情は常にJOYが支配しようと一生懸命頑張っていた。
他の感情がつい湧き上がって出る時も、すぐにJOYがすり替わることで女の子もハッピーに。
しかし、ある転機をきっかけにJOYが支配しにくい状況になり、
他の感情が出る機会が増え、女の子本人も人間関係や生活がうまくまわらんくなっていく。
そこからの大冒険が描かれている。
そんな中でJOY自身も他の感情（この場合は悲しみ）をふさぐではなくも大事であることに気づくストーリー。

子供向けだけでは決してないこのお話です。
私たち大人にも沁みてくるものがあって、お勧めです。

さて、今日の議題は少しこのINSIDE OUTと関連してます。
「ネガティブな感情を持ったらどうしていますか？」

私はあまりポジティブ/ネガティブという分け方自体あまり持たなくなってきたんだけれど、あえて分かりやすく今回は使わせてもらうね。

ネガティブな感情とはここでは悲しみ、いらだち、喪失感、あるいは無気力、行き詰まり感など比較的どんより沈むものとしましょう。

何か出来事があって落ち込んでいるときもあれば、出来事が明確にないけれどなんとなくため息しか出ないということもあるかもしれない。

まず、言いたいのはこのネガティブと言われている感情、悪くないですよー！！ってこと。
悪者ではありません。
でも、確かに持ち続けるとあまり生産的じゃないし、居心地が悪かったりする。
であれば、抜け出せるようにはなりたいよね。ずっとそこにはいたくない。

余談ですが、私自身夏休みはイタリア旅行を満喫。
上の写真はナポリです。
満喫しすぎて帰ってからもなかなかブログをかけなかった。
書きたいはずだし、考えると書きたいこと沢山あるのに、書けなかった。
やる気なし。こんな自分は本当に久しぶり。
ボーっとすること3日経って今の自分がいる。
そして、あ、こういう感覚他の人もないかしら？何か役立つといいなぁと思って書いてみました。
ネガティブ感情から抜ける3STEP。

STEP①　自分と感情を切り離して考えよう。

ネガティブな感情を持つと起きがちなのが自己嫌悪。

こんな自分しょーもないわーと全否定することってないかな。
でもね、これ感情がネガティブなだけであって、あなたの存在がネガティブではないんです。

そこで、意識してほしいのが「自分と感情を切り離す」ということ

自分というものが今そういう感情を持っているんだということ。

極端な話、まるで着せ替え人形のようにね。
自分というニュートラルなものが今そういう感情を着ているという感覚。

持っている自分を全否定せず、そういう状態にある自分として理解する。

そうすると何が起きるか。

ネガティブな感情を持った自分を受け入れられるようになるんです。
もっと言うと感情というのはずっと同じものなんてない。
なので、「『今』私はこう感じているのね」となる。

より軽く捉えられるようになる。

STEP②　オープンになろう

シェアしていいものなんです。こういうネガティブな感情も。
人にはとても見せられないと塞ぎ込んでいる人いませんか。
私も過去にそういうのがあって、苦しかった。
人に言ったら悪い影響を及ぼすのではないかと思い、誰にも言えなかった。

誰にも言えない理由として、周囲を信用できない、他人からの見られ方、影響力などもあるけれど、なによりも①の感情と自分を切り離して考えられていないと出しにくい。
人に自分の弱さ（vulnerability）を見せると案外人って寄ってきたりするよね。
よりあなたらしさを見せるきっかけにもなると思う。

STEP③　ダイヤの原石を探そう

②の「オープンになろう」というのは人に伝えようという意味だけではない。
そこに対して向き合うスタンスがオープンであるということ。

お家の扉が開いていると風通しが良くなるように、自分の感情の戸を開いていると、いろんなものが出たり入ったりする。

まず、「なんでこうなんだ？」「一番嫌なのは何なんだ？」というようにその感情に対する「問い」を受け入れられる。探求できるようになる。

そして、オープンだと「決まっている」ことはない。つまりその感情を固定することはなく、期間も決まっていなければ、抜け方も決まっていない、フレキシブルなもの。「今」はそういう感情だけど10分後、明日、1週間後は分からない。そういった自由が生まれる。

そのオープンスタンスの中でダイヤの原石見つけてみよう。
あなたのそのネガティブの感情には何か理由がある。

大事なものを大事にできていないことへの苛立ち、不安、行き詰まり、悲しみ・・・。

その大事なものはなんだろう。それを見つけるチャンスです。
そう、まさにそれはダイヤの原石。

ネガティブな感情も実はあなたにとって大切なサイン。

自分をもっと知られる一歩。

決してずっとはそういう感情持ってはいたくないけれど、こういうステップで踏むといつもと違う角度からネガティブな自分と付き合えるのではないでしょうか。！

さて、皆さんはいつもどう乗り越えている？
是非、聞かせてくださーい。