日本語vs英語もしくは日本人vs欧米人でもなく、
日本人vs英語
安易に日本人と言われてもそうでない人ももちろんいるわけだけれど、日本人はその傾向が強いのであえてこういうタイトルにしてみた。
そう、日本人が英語に対して自信がない人ってホント沢山いる。
蓋を開けてみると英検2級持っていたりTOEICもそこそこの点数を取っていたり。
もちろん必ずしも資格テストが出来る=英語が話せるという訳ではないけど、中高大とそれなりに英語を勉強してきているのになぜ!?
WHY!??!
実は私もその一人だった。
海外生活通算12年目を迎える私でさえかあったんです。
レベルは関係なく、人の中にあるこの「自信のなさ」。
理由は人それぞれだけど、私の場合はシンプル。
・自分より更に英語が出来る人たちを山ほど見てきたから。
→自分は中途半端な帰国子女だ。
・ビジネスで英語を使った経験が少ないから。
→日常会話は出来ても専門用語しらないし、仕事したことないし。
・まだまだ知らない単語沢山ある
→新聞読んでいても、イギリス人と話していても、本を読んでいても100%分かることはない.
学びの場、コミュニティ、コーチング色んなところで英語だけの場はあるけれどそれはそれは大変勇気がいることだった。
英語はあくまでもツールという最終的な結論を知りつつも、あまり現地で行われるミーティングなどで発言が出来ないと、英語のせいばかり思っていた。
でも最近イギリスに来て半年、やっとブレークスルーしたんだよね。
今日はその3つの鍵をシェアしたい!
1.完璧を求めない
「英語が出来る」の定義をもう一度考え直してみよう。何をもって「できる」というのか。話せるだとしたらあなたにとってどのぐらいが「話せる」なのか。大事なのがあなた自身にとってというところ。レベルは人それぞれでいい。
目指すところがクリアでない限り永遠に出来ていないよに感じる。そして、気づいてほしい。日本人のうちどれぐらいの人が完璧な日本語を話しているのだろう。携帯で検索せずに正しい漢字を書けるだろうか。
英語も一緒である。
イギリスに来て英語で色んな人とディスカッションする場がある。
なまりがあったり、適切な言葉が使われていなかったり、文法がちょっと間違っていたり、色々完璧ではない。だれも、完璧を求めていない。それでいいと思っている。大事なのは伝えたいことがあるのかというところ。
完璧でない自分の英語に許可を出してみよう!!
2.自分のことを話す機会をとにかく増やす
とにかく自分が興味あることは話す機会を増やそう。
自分のことを話したり、自分が興味あることについて話す。
反応は人それぞれ。でもそれって英語のせいじゃないの。相手にとっても興味がある話かどうかってとこなの。
だからといって誰でも興味ある話をしようとしなくてOK。
自分が興味あることに相手も何か共感や好奇心があれば、それはあなたと相手がつながるきっかけとなるでしょう。日本人と話すときもそうでしょ?
誰とでも自分にとって深い話はできない。
何かつながったときに出来るの。
その繋がる経験英語でもしてみましょう。
そのためには自分について語ってみよう。話してみよう。
一つここで紹介。
友達が立ち上げた”誰でも英語サロン”も一度参加したけれどすごく良かった。
英語のレベル問わず、その時のテーマについて話したいことを話す。英語を学ぶ場ではなく、英語を話す場。途中分からないことがあったら日本語で補ってもいい。そんな自由で気楽にスカイプで参加できる場。一回500円で興味ある人是非!私もまたやりたい。
3. 問題を分けて考える
英語の問題と自分の問題を分けよう。
「今の会議何も意見を言えなかった」と思うことがあるかもしれない。
そういう時は自分に聞いてみよう。これって英語の問題?それとも自分の問題?自分の問題の中には知識の問題なのかあるいはただ勇気がないという問題なのか・・・。
私は先日のコーチングのトレーニングに出たときにほとんど発言しなかった。
初日は英語のせいにしていた。言葉についていくのが必至でなかなか発言できなかったと。
それで少し自分を勇気がないなと感じていたところだった。
もちろんそれも一理あるだろう。
けれど、自分に聞いてみた。これ、日本語だったとしたら発言していたかな?
私はどちらかと言えば出ている意見と違ったり加えることがあったら発言するけれど、
基本的に同じ意見であればそれは聞かれない限りリピートしない人間である。
そう、その日の学びの場では周囲のエキスパートたちの発言に納得したり、
自分の考えが及ばないところまで質問している仲間のお蔭で十分学びが深まっていた。発言したいと思った瞬間がなかったのである。
つまり英語の問題ではないということ。問題があるとしたら「瞬発力」かしら。笑。
もう一つエピソード。
友人でこんな人がいた。
その人は尊敬する人と話しているときに相手が中東の外交について思うことを話し始めたという。でも、何も自分の意見を言えなかったことを責めていた。
「自分が情けない」と。
「英語がもっと出来たら」と。
果たして、日本語だったら自分の意見を言えたのかと聞いてみたら彼は笑い出した。
「中東の外交なんて知らないよ・・・」そう、言葉が出てこなかったのは英語の問題も一理あるかもしれないけれど、それを知らないからだったのが大きかったのだ。
もう分かるよね。
自分が興味ないことは日本語でも多くを語れない。
興味あることに関して話せなかったら、そこで英語でどう伝えるのか考えるきっかけにすればいい。
また、話せないことでこういう話もしてみたいと思えば、それについて調べたり知識を増やしていけばいい。日本語でも英語でも。
自分の問題か英語の問題か分けて考えると見えてくるよ。
以上が私なりブレークスルーポイント。
ほんと比較して生きていたらキリがない。
英語の点数でトップになりたいとかであれば比較の要素が必要なときもあるかもしれない。
けど、英語に自信を持つってどういうことなのか。
そのためには本当に勉強することが必要なのか。
私は決して勉強は必要ではないと言っているのではありません。
ただ、あれ、自分ってどんな風に英語使いたいんだっけ?
そしてどのぐらい実際しゃべれるのだっけ?
などなど、是非、自分で考えてみてください。