基本に立ち返ろう

海外で仕事をすると、自分の中にある「日本人である」という意識がアイデンティティ-として強くなる。
ほんとにほんとに恥ずかしい話、海外でコーチ活動をしている中で私は日本人以外のコーチと出会うと常に「日本を代表している」意識があった。

そう、誰にも言われたことがないのに、勝手に!!

香港に住んでいたときはその意識は弱かった。

とにかくひよっことして参加していたイメージ。

でも、ロンドンに来て色んな国の方々と出会う機会が圧倒的に増えて、その意識は無意識に強くなっていた。

学びに行くときもそう。

・人と出会うと、やたら日本人であることを言おうとする私。見りゃ分かるのに。笑。
・そしてなめられたくないという想い。日本のコーチもしっかりしてるぜ。と内心言いたい私。やるなー日本人と言われたいという想い。
・いつか日本と世界を更につなげるコラボが出来そうな人がここにいるかもしれないという目で周りを見たり

・大げさだけど、学んだ内容が「日本のためになるか?」という問いは持っていた。

自称サーファーとかよく聞くけど、これ自称日本代表ってやつですよ。
その意識があったからこそ、多少英語力が不安になる場所でも一歩踏み込んでみようという自分の背中を押してくれるエネルギーになっていたし、この一年様々な場に足を運ぶことが出来た。その思い込みは感謝だね。

でも、1年経って色々参加していくうちに、その「勝手に日本代表意識」だけで動こうとしている自分に気づく。

あれれ?ワクワクしないイベントに行こうか悩む自分。
去年参加してみて「んー」っと思った場でもまた頑張っていこうとしている自分。
そう、1年経って今はこの「勝手に日本代表意識」が[サボタージュになっているんです。

私の時間は限られている。
重荷になるなら日本代表はいつでも捨ててしまおう。

響く方へ向かう。

シンプルだけどこれが生きる原点だよね。

基本に立ち返ろう。

皆さんは今日響いた方に向いて生きてますか?